思春期男子の青春

断じて、恭は男子ではない。

逆行Novel (赤黒)3

翌日

今日から、一年生が体験入部してくる。

「やっと、ですか」

「だな。13年間待ってた甲斐がある」

「赤司!黒子! ちょっと来い!」

遠くから、虹村先輩の声、それを聞いて、虹村先輩の元へ歩いていく。

「…なんですか?」

「お前らは今日から、一軍だ」

「「ーー?!」」

さすがに驚いた。

「すぐに一軍体育館に行け」

「はい。」

「わかりました」

「……予想外ですね」

「あぁ。でも、ちょうどいい」

「はい」

体育館に行けば、懐かしい先輩も見えた。

「あいつらは、早くて来週だな」

それから、懐かしい練習をして部活を終えた。

「帰りますか」

「あぁ、そうだな。」

「あ、おーい!」

遠くから、声がして振り返る。

「あ、」

「お前らたしか一年たよな?」

「そうだが」

他人のふりをする。

「すげーなっ もう一軍なんてっ」

「…昨日監督に会って、少しやっただけですよ」

「それでも、すげーよっ!!」

「そうですか」

「お前なんて、細くて筋肉あんのか?」

「……もうすこし、オブラートに包むとか、してほしいですね」

「ん? なんかいったか?」

「いえ」

「(黒子も、人のこと言えないがな)」

「なにかいいました?赤司くん」

「いや、問題ない、」

青峰はすぐにどこかへいった。

「ピュアでしたね」

「ピュアだったな」

…………………

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