逆行Novel (赤黒)
僕には記憶がある。「前世」というものだ。でも、「前世」とも、言えない。
何故なら、その「前世」ともいうが、<今>から死ぬまでの記憶なのだから。小説で、よんだことがある。「逆行」と、呼べるものだ。
何故逆行してしまったかは、わからない。でも、やりたいことがある。
ーー彼ら「キセキの世代」を救いたい。
中学3年のころから思っていたことただ。
もうあのな事には、したくない。だから、僕には「やり直す」ことができる。これを、使わないわけない。
★
「やり直す」ときめてから、10年が経っていた。いま、僕は帝光中学に上がった。
細かくは覚えてないが、ほとんど同じと分かる。遠目でわかる何種類かの色に、目を細めた。
「ーー桜の舞う春、僕達新入生は晴れて中学に上がることができました。」
新入生代表である赤司くんが、ステージに上がっている。
「ーー!?」
それを見て、驚いた。
ー前髪が短い。
衝撃的たった。今の彼は高校時代のそれだった。
そして、驚いている僕と目があうと、彼は笑った。
「(…もしかして)」
そんな考えが、胸の奥から、込み上げてきた。
「ーー新入生代表、赤司征十朗」
★
入学式が終わると、僕はすぐに駆けていた。
今まで、必死にバスケを練習した。あの時の僕より体力はある。何倍も。
「ーー赤司くん……!!」
赤い髪が目に入って、名前を呼んだ。
「ん? あぁ、黒子テツヤか。どうしたんだい? そんなに走って」
「あの…えと、」
今になって、気が付いた。
ーーどう問いかければ!!?
直球でいって、もし違えば引かれてしまう。どうすれば…!?
「…結構走ってたけど、鍛えてるね。<前>と大違いだ。」
「ーーえ?」
その言葉に固まった。
「ーー久しぶり、テツヤ。良かったよ、<これ>で気付いてくれる人がいて。」
「赤司くん……!!」
変わらず笑ってくれる彼を見て、思わず抱きついてしまった。
「おっと、」
涙がでてきた。
「精神年齢●●歳のおじいちゃんが泣くなんてねw」
「それいっちゃダメです」
「それもそうだ。さて、授業が始まるけど。戻ろうか」
「(ズビーッ)ばい…ズミマゼン」
「オブラートに包むとか、ないよね」
「はぁ……?」
「いや、何もないよ。じゃあ、またあとで」
「はい。」
こんなに泣いたのは、いつぶりだろう。
続ける←
★ー☆ー★ー☆ー★ー☆
つぎは、逆行モノ書いてしまった……!!
スイマセンスイマセン。まじ、スイマセン←
赤黒予報です。