思春期男子の青春

断じて、恭は男子ではない。

逆行Novel (赤黒)

僕には記憶がある。「前世」というものだ。でも、「前世」とも、言えない。

何故なら、その「前世」ともいうが、<今>から死ぬまでの記憶なのだから。小説で、よんだことがある。「逆行」と、呼べるものだ。

何故逆行してしまったかは、わからない。でも、やりたいことがある。

ーー彼ら「キセキの世代」を救いたい。

中学3年のころから思っていたことただ。

もうあのな事には、したくない。だから、僕には「やり直す」ことができる。これを、使わないわけない。

「やり直す」ときめてから、10年が経っていた。いま、僕は帝光中学に上がった。

細かくは覚えてないが、ほとんど同じと分かる。遠目でわかる何種類かの色に、目を細めた。

「ーー桜の舞う春、僕達新入生は晴れて中学に上がることができました。」

新入生代表である赤司くんが、ステージに上がっている。

「ーー!?」

それを見て、驚いた。

ー前髪が短い。

衝撃的たった。今の彼は高校時代のそれだった。

そして、驚いている僕と目があうと、彼は笑った。

「(…もしかして)」

そんな考えが、胸の奥から、込み上げてきた。

「ーー新入生代表、赤司征十朗」

入学式が終わると、僕はすぐに駆けていた。

今まで、必死にバスケを練習した。あの時の僕より体力はある。何倍も。

「ーー赤司くん……!!」

赤い髪が目に入って、名前を呼んだ。

「ん? あぁ、黒子テツヤか。どうしたんだい? そんなに走って」

「あの…えと、」

今になって、気が付いた。

ーーどう問いかければ!!?

直球でいって、もし違えば引かれてしまう。どうすれば…!?

「…結構走ってたけど、鍛えてるね。<前>と大違いだ。」

「ーーえ?」

その言葉に固まった。

「ーー久しぶり、テツヤ。良かったよ、<これ>で気付いてくれる人がいて。」

「赤司くん……!!」

変わらず笑ってくれる彼を見て、思わず抱きついてしまった。

「おっと、」

涙がでてきた。

「精神年齢●●歳のおじいちゃんが泣くなんてねw」

「それいっちゃダメです」

「それもそうだ。さて、授業が始まるけど。戻ろうか」

「(ズビーッ)ばい…ズミマゼン」

「オブラートに包むとか、ないよね」

「はぁ……?」

「いや、何もないよ。じゃあ、またあとで」

「はい。」

こんなに泣いたのは、いつぶりだろう。

続ける←

★ー☆ー★ー☆ー★ー☆

つぎは、逆行モノ書いてしまった……!!

スイマセンスイマセン。まじ、スイマセン←

赤黒予報です。