Novel めだか箱×黒バス2
WC 、準決勝 洛山vs秀徳の試合残り30秒。
「あ、おわんじゃん。ラッキー」
洛山、赤司たちの圧勝。
試合終了。廻巡は洛山が使うロッカールームのベンチに横になった。…いや、眠った。
洛山生徒がなかに入り、追い出したくても全く起きてくれない。すると、赤司が中に入ってきた。
「どうした?」
「あ、征ちゃん…この人が」
「ん? !廻巡…」
「え、知り合い?」
「あぁ、中学の先輩だ」
「「!?」」
赤司は廻巡に歩み寄り、手を伸ばす。その手は白い首に掛けられる。
「せ、征ちゃん?!」「お、おい」
喉元の指をあて、力を込める。あきらかに首を絞めていた。
「……ん?」
数秒後、その人物が目を開けた。同時に赤司は、手を離す。
「おはよう。久し振りだね。今日は、女かい?」
「おー 征にゃん、ハロー1年と6ヶ月13日と2時間23分14秒ぶりー。今日は、さつにゃん以上の大きさを目指したんだよ。 征にゃんは年上がいい?それともロリ?ロリコン? きゃーじゃあ、俺が十歳を目指そうかな。ちなみに好みは黒髪のストレートで、赤の似合う子がいいな。あ、イヴコンじゃないよ。 俺はロリコンでマザコンでファザコンでシスコンでブラコンで変態で犯罪者で囚人で、男で、女なんだから」
「うん。変わらないね。廻巡が十歳なら僕はロリコンかもね。いや、めぐコンかな?」
「おけー じゃ、京都行ったらそうするーあ、髪切ったんだ。しかも一人称が僕とか、わらわらわらー 赤いハサミで切るってすごくない? 真にゃんのハサミ貰ってこようかな。わら笑笑ー 舐めたい。すごく舐めたい」
「それは、明日にしな。真太郎のラッキーアイテムだから。京都にきたら案内しようか」
「やったー」
廻巡は、そういってロッカールームを出ていった。
洛山生徒の赤司以外、みんなが呆然としていた。